日本の家

広報の杉山です。
本日は家に関するお話し・・・
木造とRC(鉄筋コンクリート)造はどっちがいいの?とよく聞かれます。答えを出すのが難しく用途によっても変わってきますが、個人的な意見ですがやっぱり木造が一般住宅としてはいいと思います。
何故かといいますと、木の呼吸がポイントとなってきます。
日本の四季は温度だけではなく湿度も夏と冬の差は大きく、快適な時期は意外と短いのです。最近の住宅(プレハブ工法)は気密性が高いのですが、壁紙に囲まれその下は石膏ボード、家自体が湿度を調整する機能がないので、加湿器や除湿機で調整しないと結露などが発生してカビの原因になります。一方、木造で梁などで木が剥き出しの日本建築の家は木が湿気を吸い・放出・・・自然に湿度を一定に保つようになっていて、日本の四季に最も合った家のつくりはやはり昔ながらの在来工法の日本家屋だと思うのです。
もちろんRC造やプレハブ工法がいけないわけではなく、内装に木をふんだんに使って調整機能をもたせるか、完全にコントロールするようにしっかり設計すればすばらしい住宅ができると思います。しかしコスト面とそこまで考えて設計してくれるところが少ないのも現実でして・・・やはり一般住宅はノウハウも確立している木造住宅をオススメします。